「カ3000形」は、1954(昭和29)年から翌55(昭和30)年にかけて150両が製造された家畜車です。
 
 鉄道による家畜輸送の主力として活躍しましたが、昭和40年代には、家畜は生体ではなく食肉として輸送するのが主流となっていったために運用の機会を失っていき、1977(昭和52)年に形式消滅してしまいました。

 これはトミックスの初期モデル(品番 2711)で、同時期のトミックス2軸貨車と同様、香港製です。



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 家畜輸送に特化した設計だったため、通常の有蓋車と違って車体側面が桟状になっています。
 模型はアーノルトカプラーを標準装備。



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 サイドビュー。
 桟の隙間から、ちゃんと車内が透けて見えます。

 この頃のトミックス2軸貨車は、足回りが共通でした。
 


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 独特の書体で書き込まれた文字。
 いい味を出しています。



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 カプラーをグリーンマックスの「車間短縮ナックルカプラー・短」に交換。



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 同じトミックスの「ワフ35000形(左)」と連結。
 グリーンマックスの「車間短縮ナックルカプラー・短」を使うと、車間はここまで縮まります。



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 C243を通過中。
 車体は干渉することなく通過可能です。



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 現行品(品番 2736)とは違うモデルです。
 箱の裏の解説を読むと、このモデルの発売当時はまだ現役の貨車だったんですね。

 桟の隙間から車内が見えるので、牛のフィギュアを乗せたら実感的なような気もしますが・・・。
「ドナドナ」を連想してかわいそうな気持ちになりそうなので、このままで。
 (^_^;ゞ