私は、KATOの「ナハフ11形かもめナックル(品番 Z05-1376)」を愛用していたのですが、長いこと欠品が続いており、なかなか入手できないでいました。

 で、先日ショップのパーツ棚を眺めていたところ、「KATOナックルカプラーセット(黒)アーノルドカプラー取付車(品番 28-271-1)」という見慣れないパーツを発見。

 手に取って、「これ、シャンクが短くて、かもめナックルに似ているな~」などと思って調べてみたところ・・・。
 何と「かもめナックル」が絶版となり、「新!定番Assyパーツ」として、昨年(2022年)の8月に商品名が変更になっていたんですね!

 「かもめナックル」が入った「2軸貨車用ナックルカプラーセット(品番 28-259)」が出ていたのは知っていましたが、「かもめナックル」自体が絶版となり、代替品に切り替わっていたというのは全然知りませんでした。



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 「かもめナックル」に換装した、マイクロエースの「マニ30形」。

 また、同様に「EF66前期型ナックルカプラー(品番 Z01-0224)」も「KATOナックルカプラーセット短(黒・品番 28-271-2)に置き換えられているんですね。



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 こちらは「EF66前期形ナックル」に換装した「ED76形500番台(KATO)」。

 お値段は、「かもめナックル」が10個入り税別600円だったのが、税込880円に。
 同じく、「EF66前期形ナックル」が、10個入り税込440円から同660円になっておりました。

 ・・・まぁ、お値段が上昇するは仕方ないと思いますし、分かり辛かった商品名を整理したというのも分かります。
 「かもめナックル」とか「EF66前期形ナックル」とかいう商品名では、汎用品ではなく専用品のような印象ですからね。

 ただ、これってKATOのHPで告知されていたんでしょうか?
 KATOのHPの「お知らせ」を遡っても、「既存のナックルカプラーを廃版にし、新しいパーツとして発売する」という情報は見当たりません。
 で、新しいナックルカプラーの情報は、KATOのHPではなく「ホビーセンターKATO」のHPに掲載されているんですよ(
ホビセン扱いのパーツだからでしょうけれど)

 カプラー交換はNゲージ鉄道模型グレードアップの基本中の基本ですから、こういった情報を積極的に発信しないのは、ちょっと不親切な気がします。

 私なら、HPに「当社製品のカプラー交換について」というコーナーを設けて、取り扱っている自社製品のカプラーの交換方法や互換性の情報を発信すると思いますけどね。

 上手に情報提供すれば、「よし、カプラーを交換してみようかな」と思うユーザーも現れて、売り上げにもつながっていくと思うのですが。