「185系」は 1981(昭和56)年に急行形の置き換え用として登場した電車ですが、当時の国鉄としては珍しく、特急と普通の両方の運用に対応できるようにと、汎用性を持たせた形式でした。



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 しかし、この「汎用性を持たせる」という発想は、一見すると合理的に思えますが、時としてどちらも中途半端に終わることもあります。

 合理化を求めて失敗した有名な事例としては、自動車会社であるフォード出身の国防長官だったロバート・マクマナラが、合理化の名のもとにアメリカ空軍と海軍の戦闘爆撃機を統合するという計画を打ち出し、その結果完成した「F111」は、空軍では爆撃機として採用されたものの、海軍では結局採用に至らなかったというエピソードがありますが・・・。

 「185系」も、特急として運用するには車内設備で既存の形式に劣り、普通として運用するにはデッキとドアに難がありと、登場時の評価はあまり高いものではなかったようです。



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 とはいえ、「国鉄」という枠組みの中では、その末期に登場した「185系」は、やはりそれまでの車両とは一線を画す存在だったように思います。

 「白いボディにグリーンの斜めストライプ」という特徴的なカラーリングは、登場時はとても斬新なものでした。

 その後、各種リニューアルが実施され、カラーバリエーションも増えていきましたが、私はオリジナルのカラーが印象深いですね。



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 グリーン車である「サロ」の窓枠が金色だったのも特徴の一つ。

 「185系」は、Nゲージ鉄道模型では、古くからトミックスとKATOが模型化していました。
 オリジナルカラーだけではなく、各種リペイント版や強化スカート版も模型化されているので、「185系」が欲しいユーザーは恵まれていると言えるのではないでしょうか。

 マイクロエースからは、試験塗装色のバリエーションまで展開されています。



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 海沿いを走る「185系」。
 ボディのストライプが映えます。

 実車の「185系」は、2021(令和3)年に定期列車の運行が終了してしまいましたが、当鉄道では「踊り子」のヘッドマークを掲げたKATOの初期モデルが、これからも走り続けます。