私が初めて東京ディズニーランドを訪ねたのは、1984(昭和59)年のことでした。

 その、初めての東京ディズニーランドでお土産に買ってもらったのが・・・キャラクターグッズでも何でもない、トミックスの「'84版カタログ」だったというところが、あまり可愛いげがない少年ですね(笑)。

 で、当時のカタログに載っていたのが「ウエスタンリバー鉄道」のHOナローモデルです。



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 「ウエスタンリバーレールロード」として、カタログの1ページを使って紹介されています。

 私は知らなかったのですが、この「ウエスタンリバー鉄道」は、当時のトミーがスポンサーだったそうですね。
 なるほど、模型化されるのも道理です。



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 当時(今もですが)走っていた「コロラド号」、「リオ・グランデ号」、「ミズーリ号」の3種類全てがラインナップされています。
 この中では「リオ・グランデ号」が最も売れたそうで、中古でも他の2種よりも若干割安で入手できるようです。

 実際のアトラクションでは、1991(平成3)年に「ミシシッピ号」が追加されていますが、製品はその前に絶版になりましたので「ミシシッピ号」のモデルは残念ながら存在しません。



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 機関車が1両 8,700円、客車が同じく 2,000円でバラ売りされていたので、好きなカラーで組み合わせることもできたようですが・・・あまり意味はないような気がしますね・・・。
 (^_^;ゞ

 ちなみに当時の消費税は3%でした。

 HOナローモデルなのでレールの幅は9mmですが、トミックスの通常レールではなく専用レールが用意されていて、カーブの規格は 200mm/45度となっています。

 カタログには、Nゲージの「DE10形」とスケール感を比較した写真が掲載されています。



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 このモデルを購入した方は、ほとんどがこの「セット」版だったのではないでしょうか。

 ただ、お金がかかるディズニーランドで遊んだ後に、23,000円もするセットを購入するというのは、庶民にはとても高いハードルではなかったかと思います(笑)。

 これをポンと買ってもらえたのは、やはりそれなりに裕福だった家庭のご子息でしょうね。

 また、金額もさることながら、模型としても玩具としても、かなり微妙な位置付けの製品だったようで、それほど売れなかったのではないかという気が・・・。

 平成、令和の時代になって、中古モデルがプレミアム価格で取引されるなんて、当時は誰も思わなかったでしょう。 



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 ディズニーランドでカタログを購入した証が、価格シールに残っています(笑)。

 この「ウエスタンリバー鉄道」のモデルがトミックスのカタログに掲載されていたのは、この「'84年版」と翌「'85年版」だけなので、売られていた期間も短かったのでしょう。

 現在なら、また違った視点から楽しめるのかもしれませんが。
 (^_^;ゞ


 当時少年だった私が、お土産屋さんで珍しく「何でも選んでいいよ」と嬉しいことを言われながら、トミックスのカタログなど買ってもらったのは、「さすがに 23,000円もするセットを買ってほしいとは言い出せなかった」という理由もありますが、それに加えて「これは要らないかな」という気持ちが強かったからだと思いますね。

 今の私だったら、とりあえずリクエストしてしまうかもしれませんけど(笑)。


 現存するモデルは貴重品ですので、所有されている方には大事にしていただきたいですね。
 (^_^)