「70系電車」は、1951(昭和26)年に登場した国鉄の通勤・近郊型電車です。

 同時期に登場した「80系(湘南)電車」と共通点が多い形式ですが、長距離での運用が前提だった「80系」が2扉なのに対し、こちらの「70系」は基本的には3扉が採用されており、運用思想の違いが伺えます。

 「70系」のNゲージ鉄道模型は、マイクロエースが完成品を、グリーンマックスがキットを、それぞれ発売しています。
 トミーテックからは「鉄コレ」版が何種類か出ていますね。

 私が入線させているのは、マイクロエースの「新潟色・6両セット(品番 A-1196)」です。



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 「70系電車」が新潟に配置されたのは 1962(昭和37)年。
 配置当初はぶどう色に塗装されていたそうですが、2年後に赤と黄色の「新潟色」に変更されました。
 雪中での視認性向上のためだそうです。



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 ヘッドライト点灯!



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 テールライトも点灯。



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 このセットの「クハ76形」は、正面の窓が木枠の「049(写真左)」と、Hゴム化された「064(写真右)」の2両となっており、差別化されています。



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 また、新潟色モデルの特徴として、前面上部の運行番号表示部分が埋められ、タイフォンが設置されています。



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 こちらの「049」は、木枠の窓がクラシカルです。
 ホースはマジックで黒く塗りましょうかね。



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 この2両の「クハ」は、台車の違いも再現されています。
 乗降ドアや戸袋の表現も作り分けられていますよ。



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 こちらの「064」は「TR48」を履いています。



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 こちらの「049」は、クラシックな「TR45」です。



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 このセットには、「サロ75形」から格下げされた「サハ75形」も入っており、大窓2扉のスタイルが編成中に変化を与えています。



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 編成中の「サハ75形」。



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 斜め上から。
 「サハ75形」は、ベンチレーターが異なっています。



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 カプラーを交換してみることにします。
 デフォルトのアーノルトだとこんな感じです。



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 「KATOカプラー密連形」と交換してみましたが・・・。

 車間短縮の効果はほとんど無いですね。
 ジャンパ管の表現があるので、見た目の向上にはなります。
 (^_^;ゞ



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 「70系電車」、クラシックでいいですね。

 「スカ色」や「阪和線色」などのモデルもありますが、この「新潟色」は鮮やかなカラーリングがとても気に入っています。