「あじあ」号は、1934(昭和9)年から1943(昭和18)年にかけて、南満州鉄道の大連~ハルビン間約950kmの区間で運行されていた特急列車です。
そのうち、大連~新京の約700kmの区間では、専用の蒸気機関車「パシナ形」が牽引に用いられていました。
この「パシナ形」は、全長25.675m、全幅3.362m、全高4.8m、動輪の直径は2mに達するという、巨大蒸気機関車です!
「パシナ」とは、「車軸配置が2-C-1(パシフィック形)の7番目の機関車」という意味で、南満州鉄道の命名規則に由来したもの。
高速発揮のために流線型のスタイルとなっており、最高速度130km/hで「あじあ」号を牽引していました。
このモデルは、マイクロエースの「満鉄パシナ981 あじあ号 8両セット(品番 A8402)」に入っている「パシナ981」です。
この「あじあ」号のシリーズは、結構なプレミアが付いているようですが、中古ショップで破格のセットを発見!
即、保護です。
(^_^)

「パシナ981」は「パシナ形」の12号機(最終号機)で、1936(昭和11)年に増備され、後に「パシナ12」と改称されました。
航空機メーカーにおける風洞実験の結果を受けて、流線型のボディデザインが、1~11号機までとは異なるものに変更されています。
その独特のスタイルから「ヘルメット形」と呼称され、人気だったと言われています。

セット内容はこんな感じ。
機関車と客車のみで、取扱説明書等の付属品は無し。
だから安かったのでしょう。

模型では、ヘッドライトが点灯します。
この「パシナ981」は、ウチに来た最初の蒸気機関車となりました。

サイドビュー。
実に巨大な機関車です。
模型はライトグレーに塗装されていますが、塗色には諸説あるようです。
戦争が激化してきた時期には、空襲を避けるために「パシナ形」には燈火管制改造が施されました。
上空から発見されないように、色を黒に塗り替え、ヘッドライトにひさしが設けられたのです。
燈火管制改造された「パシナ981」は、マイクロエースから「品番 A8404」で模型化されています。

ウチには他に蒸気機関車がありませんので、電気機関車でも大型の「EF58形(KATO)」と比較してみました。
「EF58形」の全長は約20m、全高は約4mです。
並べてみると、「パシナ981」の巨大さが際だちます。

俯瞰してみたところ。
軌間9mmのNゲージ鉄道模型では、軌間1,435mmの標準軌の車両は1/160スケールで模型化するのが世界標準ですが、日本型のNゲージ鉄道模型は、元となった国鉄が軌間1,067mmの狭軌であったことから、線路幅9mmに合わせるために、標準軌である新幹線車両以外は1/150スケールとなっています。
「パシナ981」は標準軌の機関車ですから、この論法でいくと1/160スケールでの模型化になるところですが、マイクロエースは1/150スケールで模型化しているため、同スケールの日本型機関車と比較すると、大きさの差が如実に表れるのです。

正面から。
「パシナ981」は幅も大きいので、レイアウトの建築限界には注意が必要かも。

うーん、大迫力です!

「パシナ981」オリジナルである、特徴的なヘッド部。
煙突の穴が開いていないのは「?」なところ。
ボイラー脇の手すりは、金属製の別パーツになっています。

運転室(キャブ)横の手すりも、金属製の別パーツ。

キャブ内を覗くと、モーターが見えます。

直径2mという、迫力の動輪が並びます。

テンダー部の石炭庫は・・・。

上部の蓋が開くという楽しいギミックが。
内部には、ちゃんと石炭がモールドされています。

「パシナ981」の模型は、ライトグレーという塗色のためか、全体的にあっさりした印象です。
・・・なので、スミ入れを施すことにしました。

まずはテンダー部から。
ガンダムマーカーのスミ入れペンで塗っていきます。
・・・この時点で、なんだか取り返しが付かないことをやっているような気になりましたが・・・。

拭き取ると、こんな感じに。
(^_^;ゞ

これはスミ入れ前のサイドビュー。

スミ入れ後。
モールドが浮かんで、良い感じになりました。

キャブ周辺。

動輪周り。
手すり付近はスミ入れしていません。

フロント。
連結器カバーも、モールドがハッキリしました。

このセットでは、カプラーはアーノルトタイプが標準です。

なので、KATOの「車間短縮ナックルカプラー」に交換してみましたが・・・。

客車側もKATOの「車間短縮ナックルカプラー」に交換した結果、車間がここまで短縮されます。
しかし、カーブの通過が苦しくなるので・・・。

客車側はそのままに、「パシナ981」側をグリーンマックスの「車間短縮ナックルカプラー・中」に再度交換してみました。

これなら、客車どうしの車間と揃います。

カプラー交換後の、客車との連結部。
「あじあ」号の客車は、防塵のために連結部の周囲全面に幌が巻かれていました。

「STAGE.1」のレンタルレイアウトを走る、「パシナ981」牽引の「あじあ」号。
イベント列車として現代に甦ったら、こんな感じでしょうか。

アクリル板越しに覗くと、まるでビルの窓から見ているよう。

当時の日本鉄道技術の結晶と言える、蒸気機関車「パシナ981」。
この機関車を作り上げた技術、高速列車の運用経験が、時を経て「新幹線」に繋がっていくのでした。
そのうち、大連~新京の約700kmの区間では、専用の蒸気機関車「パシナ形」が牽引に用いられていました。
この「パシナ形」は、全長25.675m、全幅3.362m、全高4.8m、動輪の直径は2mに達するという、巨大蒸気機関車です!
「パシナ」とは、「車軸配置が2-C-1(パシフィック形)の7番目の機関車」という意味で、南満州鉄道の命名規則に由来したもの。
高速発揮のために流線型のスタイルとなっており、最高速度130km/hで「あじあ」号を牽引していました。
このモデルは、マイクロエースの「満鉄パシナ981 あじあ号 8両セット(品番 A8402)」に入っている「パシナ981」です。
この「あじあ」号のシリーズは、結構なプレミアが付いているようですが、中古ショップで破格のセットを発見!
即、保護です。
(^_^)

「パシナ981」は「パシナ形」の12号機(最終号機)で、1936(昭和11)年に増備され、後に「パシナ12」と改称されました。
航空機メーカーにおける風洞実験の結果を受けて、流線型のボディデザインが、1~11号機までとは異なるものに変更されています。
その独特のスタイルから「ヘルメット形」と呼称され、人気だったと言われています。

セット内容はこんな感じ。
機関車と客車のみで、取扱説明書等の付属品は無し。
だから安かったのでしょう。

模型では、ヘッドライトが点灯します。
この「パシナ981」は、ウチに来た最初の蒸気機関車となりました。

サイドビュー。
実に巨大な機関車です。
模型はライトグレーに塗装されていますが、塗色には諸説あるようです。
戦争が激化してきた時期には、空襲を避けるために「パシナ形」には燈火管制改造が施されました。
上空から発見されないように、色を黒に塗り替え、ヘッドライトにひさしが設けられたのです。
燈火管制改造された「パシナ981」は、マイクロエースから「品番 A8404」で模型化されています。

ウチには他に蒸気機関車がありませんので、電気機関車でも大型の「EF58形(KATO)」と比較してみました。
「EF58形」の全長は約20m、全高は約4mです。
並べてみると、「パシナ981」の巨大さが際だちます。

俯瞰してみたところ。
軌間9mmのNゲージ鉄道模型では、軌間1,435mmの標準軌の車両は1/160スケールで模型化するのが世界標準ですが、日本型のNゲージ鉄道模型は、元となった国鉄が軌間1,067mmの狭軌であったことから、線路幅9mmに合わせるために、標準軌である新幹線車両以外は1/150スケールとなっています。
「パシナ981」は標準軌の機関車ですから、この論法でいくと1/160スケールでの模型化になるところですが、マイクロエースは1/150スケールで模型化しているため、同スケールの日本型機関車と比較すると、大きさの差が如実に表れるのです。

正面から。
「パシナ981」は幅も大きいので、レイアウトの建築限界には注意が必要かも。

うーん、大迫力です!

「パシナ981」オリジナルである、特徴的なヘッド部。
煙突の穴が開いていないのは「?」なところ。
ボイラー脇の手すりは、金属製の別パーツになっています。

運転室(キャブ)横の手すりも、金属製の別パーツ。

キャブ内を覗くと、モーターが見えます。

直径2mという、迫力の動輪が並びます。

テンダー部の石炭庫は・・・。

上部の蓋が開くという楽しいギミックが。
内部には、ちゃんと石炭がモールドされています。

「パシナ981」の模型は、ライトグレーという塗色のためか、全体的にあっさりした印象です。
・・・なので、スミ入れを施すことにしました。

まずはテンダー部から。
ガンダムマーカーのスミ入れペンで塗っていきます。
・・・この時点で、なんだか取り返しが付かないことをやっているような気になりましたが・・・。

拭き取ると、こんな感じに。
(^_^;ゞ

これはスミ入れ前のサイドビュー。

スミ入れ後。
モールドが浮かんで、良い感じになりました。

キャブ周辺。

動輪周り。
手すり付近はスミ入れしていません。

フロント。
連結器カバーも、モールドがハッキリしました。

このセットでは、カプラーはアーノルトタイプが標準です。

なので、KATOの「車間短縮ナックルカプラー」に交換してみましたが・・・。

客車側もKATOの「車間短縮ナックルカプラー」に交換した結果、車間がここまで短縮されます。
しかし、カーブの通過が苦しくなるので・・・。

客車側はそのままに、「パシナ981」側をグリーンマックスの「車間短縮ナックルカプラー・中」に再度交換してみました。

これなら、客車どうしの車間と揃います。

カプラー交換後の、客車との連結部。
「あじあ」号の客車は、防塵のために連結部の周囲全面に幌が巻かれていました。

「STAGE.1」のレンタルレイアウトを走る、「パシナ981」牽引の「あじあ」号。
イベント列車として現代に甦ったら、こんな感じでしょうか。

アクリル板越しに覗くと、まるでビルの窓から見ているよう。

当時の日本鉄道技術の結晶と言える、蒸気機関車「パシナ981」。
この機関車を作り上げた技術、高速列車の運用経験が、時を経て「新幹線」に繋がっていくのでした。

コメント
コメント一覧 (5)
パシナの模型の動輪の直径の大きさ(出来ましたら線路と接する車輪そのものとフランジでと)を教えていただきたいのですが。
自分、持っていないので頼れる方がKOUさんしか居らず、不躾ではございますがお願いする
不躾ではございますがお暇が有った時で構いませんのでお教えねがいませんでしょうか?よろしくお願い致します。
こちらこそご無沙汰しております。
マイクロエース製「パシナ981」の動輪の直径を計ってみました。
ノギスなどは所持しておりませんので、鉄製定規を当てての計測になります。
動輪部は目測で約13mm、フランジ高さは約0.8mmといったところでしょうか。
模型の動輪径が13mmだとして、150倍すると1,950mmですから、実物の動輪径である2,000mmと比較しても誤差は50mm、つまり5cm程度であり、この模型の場合、動輪の縮尺は上手くいっているのではないかと思います。
以上、レポを終わります。
(^^)
結構ちゃんと作られていますね、残念です(笑)。
というのはパシナも国鉄のC形蒸機と同様に短足に作られていたら移植出来る可能性有るかな?と思ったものでして。12mm位でしたら良かったんですがね。改めてありがとうございました。
マイクロエースのC形蒸機は、モーターをボディの中に収める都合上、当時の技術ではどうしても動輪が小さくなってしまったんでしょうねぇ・・・。
このパシナくらい大柄だと、それなりのスタイルで設計できるのでしょう。
しかし、パシナの模型は中古でも高値安定なので、仮に動輪のサイズがピッタリでも、簡単に移植には使えないのでは?と、貧乏モデラーである私は思うのでした。