非電化区間の蒸気機関車を置き換える目的で開発されました。
就役後は主に北陸本線で活躍しましたが、この機関車は出力が低く、運転台が片側にしかなかったことから、「常に背中合わせの2両編成で運用される」という非常に珍しい特徴がありました。
「DD50形」は、大変ユニークな外観の機関車ですが、運用されていた線区が限られていたためか、あるいは運用期間があまり長くなかったためか、Nゲージで模型化しているのは、このマイクロエース製品か、ワールド工芸の金属製品しかありません。
同様に2両編成で運用されていた電気機関車「EH10形」は、KATOが昔から模型化しているのですが・・・。
このモデルは、マイクロエース旧製品の「DD50形」(二次形)です(品番 A8903)。
M車とT車の2両で構成されていますが、T車はM車のモーターを抜いただけで、ウエイトのダイカストがそのまま積まれているので、けっこうな重量です。
新製品(品番 A8907)は、2両ともM車になっているそうですが、モーターの同調が心配だったのと、M車が2両も必要なほどの長編成を牽引することはないだろう・・・ということで、あえて旧製品を選択しました。
・・・品番A8907の方は、高額で手が出ないという事情もあります。
(^_^;ゞ
この「DD50形」については、以前記事にしているのですが、当ブログのフォーマットが、なんとなく固まってきたので(笑)、写真を撮り直したものです。
品番「A8903」のモデルは、スカートがボディと別になった2次形の標準色で、5号機と6号機のセット。
スノープロウが付いています。
実車の「DD50形」は、高価な機関車であった割に性能がいまひとつだった・・
しかし、昭和20年代に開発されたにしては、モダ
登場時には、それまでの主力だった蒸気
旧型客車を牽引する「DD50形」。
ものすごくスムーズに走ります。
ちょっと感動。
このモデルではM車は1両なので、同調を心配する必要はありません。
前面は、「80系電車」の流れを汲む2枚窓の「湘南顔」です。
カプラー解放テコは別部品になっていますが、ちょっと太め。
実車では、「EH10形」は2両が永久連結でしたが、「DD50型」は1両ずつで運転することもできました。
とはいえ、基本的には2両を背中合わせで連結して運用します。
1両だと大変コンパクト。
Bトレインショーティーみたいです。
背面は車間重視で、標準装備のアーノルトからKATOの「車間短縮ナックルカプラー」に交換しました。
ところが、車間が縮まったせいで、今度は車輌端下部のステップどうしが干渉してしまいます。
・・・どうせ走行中には(あんまり)分からない場所なので、思い切ってステップを切り落としました。
ヘッドライトは点灯しますが、これはLEDなんでしょうか?それほど明るくありません。
とはいえ、旧型機関車なので、それほど明るくない方が雰囲気が良い気がします。
テールライトは、別部品のレンズではなく塗装表現です。
M車である5号機のフロント。
カプラーは、標準装備のアーノルトからKATOの「かもめナックル」に交換しています。
当初配置された敦賀機関区から、米原機関区に転属した後の姿ですね。
こちらはT車である6号機のフロント。
・・・番号以外は5号機と同じです。
この品番の「DD50形」では、車体内部のダイカストが経年で膨らむという個体があるそうですが、ウチのはいまのところ大丈夫です。
KATOの「マニ60形」と。
カプラー交換の効果はアリです。
(^_^)v
カーブ区間をカント気味に。
「DD50形」は、1977(昭和52)年に退役後、機関区の構内に留置されたままになっていたため、新幹
子供の頃、図鑑で見た「2両編成のディーゼル機関車」を、新幹線から目撃した際に受けた
テーブルレイアウト上で本線を走る「DD50形」。
固定式レイアウトが欲しいなぁ・・・。
(>_<)
「24系25形」ブルートレインとすれ違い。
こういう場面は模型ならではです。
「キハ65形」、「EF58形」と。
同じ2枚窓の前面でも、車体端が絞ってある「EF58形」は小顔です。
2両編成がユニークで、走る姿を見ているのがとても楽しい機関車です。
子供の頃に図鑑で見て、「何てカッコイイ機関車だろう」と思ったのが、この「DD50形」と「EH10形」でした。
どちらも「2両編成の機関車」という、マイナー(?)なところが共通しています。
(^_^;ゞ
昔、Nゲージを始めた頃には、「DD50形」が模型化されるなど、夢物語のように思っていたものです。
マイクロエースからは新しいモデル(A8907など)が発売されたために、この品番(A8903)のモデルは比較的入手し易くなりました。
嬉しい限りです!
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