「EF64形」は、1964(昭和39)年に登場した直流式電気機関車です。

 そのうち「1000番台」は、1980(昭和55)年に増備が始まったグループで、国鉄最後の直流式電気機関車。
 基本番台と性能こそほぼ同じですが、豪雪地帯である上越線での運用に備えた数々の新機軸が取り入れられており、見た目はほとんど別物の機関車となりました。

 実際、新規に型式番号を付与してもよいほどの改良が加えられたのですが、時の国鉄労組との関係から、新型機関車ではなくマイナーチェンジとされたのだとか。

 これはKATOのモデルで、1997(平成9)年ロットの中古品(品番 3023-1)を、通販サイトの特売で入手したものです。

 とにかく安かった・・・。
 (^_^)



23

 同じ品番でも、現行ロットでは前面手すりや作業灯が別パーツ化されていますが、このモデルではモールド表現です。

 実際の模型のサイズではほとんど気にならないので、私はこれでも十分です。
 (^_^)



22
 ケースから取り出すと、パーツは未開封でした。
 新品同様です。
 w(゚o゚)w



21
 パーツの取り付け前。
 穴だらけですね。

 カプラーはアーノルトタイプが標準装備です。



20-1
 避雷器や信号炎管、ジャンパ栓を取り付けました。
 カプラーは手持ちの「EF66前期型ナックル」に交換。

 ナンバーは、「1032号機」にしました。

 「1032号機」の実車は、1030号機、1031号機に続いて、2009(平成21)年に双頭連結器に換装されています。

 この双頭連結器装備の「EF64形 1000番台」は、廃車回送に従事するためか「死神」というあだ名で呼ばれることがあるようですが、私はこのあだ名が大嫌いなのです。

 数ある鉄道車両のニックネームの中で、これほど愛情を感じさせないものは無いと思うから。

 嬉々として「死神」などと呼ぶ人は、よほどこの機関車とその任務が気にくわないのでしょうか。



20
 サイドビュー。
 非対称な姿が大きな特徴であり、この機関車の魅力です。



19
 反対側。
 ・・・「EF65形」を見慣れていると、車体が長く感じます。



18-2
 台車の表現。



18-1
 緻密なモールドです。



18
 ブルートレインの牽引で有名な「EF65形 1000番台」と並べてみました。

 実車では、「EF65形 1000番台」の全長は16.5m、「EF64形 1000番台」の全長は18.6m。
 約2mの差があります。

 「EF65形」、確かに「意外と短い」ですね。



17
 「EF64形 1000番台」の屋根は、一部が別パーツ化され、色分けされています。



16
 ヘッドライト点灯。



15
 KATOの「EF65形 1000番台(左)」と。
 同じ直流機で貫通扉を持つフェイスですが、塗り分けが違うせいか、ずいぶん印象が異なります。



14
 「EF64形 1000番台(右)」の方が、スカートが大きく、無骨な印象。



13-1
 「EF65形 1000番台」と重連してみました。



13
 連結部はこんな感じ。
 

12
 KATOの「スロ81系 お座敷客車(品番 10-334)」を牽引。

 この機関車はフライホイールの効きがとても強く、運転していて面白いです。



11
 実際に牽引したことがあるかどうかは分かりませんが、「ありそう」です。



10
 連結部分。



09
 今度は、KATOの「14系客車」を牽引。



08
 この組み合わせは・・・。

 トミックスが初代の「EF64形 1000番台(品番 2115)」を発売した直後、これまた発売したばかりだった「14系 サロンエクスプレス東京(7両セットの品番は92015)」を牽引する写真が、同社のカタログにたくさん掲載されていたのを思い出します。



07
 連結部分。



01
 「EF64形 1000番台」は、無骨なフェイスでありながら、全体の佇まいには品位が感じられる気がして、とても魅力的に思える機関車です。

 非対称の側面も、機関車の群れの中でとても目立ちます。

 「EF65形」ほどにはブルトレ牽引機のイメージが強くないので、ウチでも実車同様に客貨両用の万能機として活躍してもらいます。

 良い買い物ができました。
 (^_^)