「10系客車」は、1955(昭和30)年に登場した軽量設計の新世代客車で、設計・デザイン共にスイスの客車の影響を強く受けたものとなっており、大きな側面窓などにその特徴が見られます。
寝台車や座席車が用意され、大量に配備されました。
しかし、軽量化を徹底した結果、車体の傷みが早く、また後に車体の難燃化工事が必要となるなど様々な問題が発生し、1985(昭和60)年には運用から撤退してしまいました。
このモデルはマイクロエースのもので、中古ショップで積まれているのを発見して確保。
いわゆる「旧マイクロ」時代の製品ですが、ディティールはとても良いと思います。
発売当時は人気のモデルでしたが、ほどなくKATOから同型モデルが発売されると、急速に買い換えが進んだようです。
「EF58形」に牽引されて。
カプラーは、各車輌とも標準装備のアーノルトから「KATOカプラーN JP」に交換していますが、車輌によってはジャンパ栓表現が床下のモールドに干渉するので、そういう箇所はジャンパ栓表現がない「KATOカプラーN」としています。
また、このモデルでは、カプラー交換によってC243の通過が厳しくなります。
走行抵抗が一気に増すのです。
C280以上であれば問題ありません。
「スハネ16形」寝台客車。
もともと「オハネ16形」として製造された客車ですが、冷房の搭載によって重量が増加したため、型式番号が変更されました。
ウチにある「10系客車」は全てブルーですが、茶色のモデルも用意されていました。
屋根は銀色です。
車内には、3段式の「B寝台」が表現されています!
連結面。
ジャンパ栓表現がいいですねー!
(^_^)
実は、この「スハネ16形」(手前)の実車は、他の「10系客車」よりも車体が50cm短いのです。
Nゲージサイズでは、奥の「オハネ12形」と並べても、あまり変わらないように見えますが・・・。
並べたところを真横から見ると、車体長の長短の違いがちゃんと再現されています。
w(゚o゚)w
「オハネ12形」寝台客車です。
これも「ナハネ11形」として製造された客車ですが、その後の重量増により型式番号が変更されたもの。
窓が大きいので、車内の寝台がよく見えます。
「ナハネフ10形」寝台客車。
「ナハネ10形」を緩急車に改造した車輌です。
この車輌は、後に冷房搭載による重量増により「オハネフ12形」に形式変更されるのですが、模型では冷房が未搭載の「ナハネフ」のままです。
「オシ17形」食堂車。
この車輌のみKATO製です。
革新的な設計で、その後の国鉄食堂車の基礎を築いたとされています。
・・・しかし・・・。
「オシ17形」は、1972(昭和47)年に発生した北陸トンネルにおける火災事故の火元となったため、事故後は直ちに運用が停止され、そのまま全車退役してしまいました。
KATO製「オシ17形」(左)「と、旧マイクロ製「ナハ11形」(右)の連結面。
「ナハ11形」座席車。
1957(昭和32)年に、「ナハ10形」の改良型として登場しました。
このマイクロエースの「10系客車」は、KATOの客車と比べると、ずっしり重いです。
「ナハフ11形」座席車。
緩急車なので、車掌室が設置されています。
「ナハフ11形」車掌室側の妻面。
こういう雰囲気、好きですね。
(^_^)b
ケース裏を見ると、「ナハフ11形」にはテールライトが点灯するモデルと、そうでないモデルがあった模様。
・・・んー?
同じ1,400円だったんでしょうか?
ウチの「ナハフ11形」は、テールライトが点灯する仕様のハズですが、点灯してくれません。
これは寂しい。
(>_<)
分解清掃してみる必要がありそう。
※ 分解清掃&ディティールアップしてみました。
KATOの「スハフ42形」(左)と。
実車は登場時期の差が5年程度なのに、設計の考え方に大きな差を感じます。
「スハフ42形」(左)と比べると、「ナハフ11形」(右)の方がずっと近代的に見えます。
「スハフ42形」(左)と「ナハフ11形」(右)。
同じ座席車なのに、窓の大きさが全然違います。
実車はブルートレインの陰に隠れたりして、なんとなく地味なイメージもありますが、「10系客車」が地方の夜行列車を支えていたのは間違いないところ。
座席車、寝台車、郵便車と、バラエティに富んだ編成が組めて、とても楽しい形式です。
「10系客車」には、「オロハネ10形」という、これまたユニークな合造寝台車があるので、見つけたらぜひ編成に組み込みたいですね。
(^_^)/
寝台車や座席車が用意され、大量に配備されました。
しかし、軽量化を徹底した結果、車体の傷みが早く、また後に車体の難燃化工事が必要となるなど様々な問題が発生し、1985(昭和60)年には運用から撤退してしまいました。
このモデルはマイクロエースのもので、中古ショップで積まれているのを発見して確保。
いわゆる「旧マイクロ」時代の製品ですが、ディティールはとても良いと思います。
発売当時は人気のモデルでしたが、ほどなくKATOから同型モデルが発売されると、急速に買い換えが進んだようです。
「EF58形」に牽引されて。
カプラーは、各車輌とも標準装備のアーノルトから「KATOカプラーN JP」に交換していますが、車輌によってはジャンパ栓表現が床下のモールドに干渉するので、そういう箇所はジャンパ栓表現がない「KATOカプラーN」としています。
また、このモデルでは、カプラー交換によってC243の通過が厳しくなります。
走行抵抗が一気に増すのです。
C280以上であれば問題ありません。
「スハネ16形」寝台客車。
もともと「オハネ16形」として製造された客車ですが、冷房の搭載によって重量が増加したため、型式番号が変更されました。
ウチにある「10系客車」は全てブルーですが、茶色のモデルも用意されていました。
屋根は銀色です。
車内には、3段式の「B寝台」が表現されています!
連結面。
ジャンパ栓表現がいいですねー!
(^_^)
実は、この「スハネ16形」(手前)の実車は、他の「10系客車」よりも車体が50cm短いのです。
Nゲージサイズでは、奥の「オハネ12形」と並べても、あまり変わらないように見えますが・・・。
並べたところを真横から見ると、車体長の長短の違いがちゃんと再現されています。
w(゚o゚)w
「オハネ12形」寝台客車です。
これも「ナハネ11形」として製造された客車ですが、その後の重量増により型式番号が変更されたもの。
窓が大きいので、車内の寝台がよく見えます。
「ナハネフ10形」寝台客車。
「ナハネ10形」を緩急車に改造した車輌です。
この車輌は、後に冷房搭載による重量増により「オハネフ12形」に形式変更されるのですが、模型では冷房が未搭載の「ナハネフ」のままです。
「オシ17形」食堂車。
この車輌のみKATO製です。
革新的な設計で、その後の国鉄食堂車の基礎を築いたとされています。
・・・しかし・・・。
「オシ17形」は、1972(昭和47)年に発生した北陸トンネルにおける火災事故の火元となったため、事故後は直ちに運用が停止され、そのまま全車退役してしまいました。
KATO製「オシ17形」(左)「と、旧マイクロ製「ナハ11形」(右)の連結面。
「ナハ11形」座席車。
1957(昭和32)年に、「ナハ10形」の改良型として登場しました。
このマイクロエースの「10系客車」は、KATOの客車と比べると、ずっしり重いです。
「ナハフ11形」座席車。
緩急車なので、車掌室が設置されています。
「ナハフ11形」車掌室側の妻面。
こういう雰囲気、好きですね。
(^_^)b
ケース裏を見ると、「ナハフ11形」にはテールライトが点灯するモデルと、そうでないモデルがあった模様。
・・・んー?
同じ1,400円だったんでしょうか?
ウチの「ナハフ11形」は、テールライトが点灯する仕様のハズですが、点灯してくれません。
これは寂しい。
(>_<)
分解清掃してみる必要がありそう。
※ 分解清掃&ディティールアップしてみました。
KATOの「スハフ42形」(左)と。
実車は登場時期の差が5年程度なのに、設計の考え方に大きな差を感じます。
「スハフ42形」(左)と比べると、「ナハフ11形」(右)の方がずっと近代的に見えます。
「スハフ42形」(左)と「ナハフ11形」(右)。
同じ座席車なのに、窓の大きさが全然違います。
実車はブルートレインの陰に隠れたりして、なんとなく地味なイメージもありますが、「10系客車」が地方の夜行列車を支えていたのは間違いないところ。
座席車、寝台車、郵便車と、バラエティに富んだ編成が組めて、とても楽しい形式です。
「10系客車」には、「オロハネ10形」という、これまたユニークな合造寝台車があるので、見つけたらぜひ編成に組み込みたいですね。
(^_^)/
コメント
コメント一覧 (4)
マイクロ車内灯を装着したので通電スプリング穴を開けました。
スハネは長いこと保留車でしたが、台車を富TR47分売品へ交換し
転がり抵抗の軽減と、今更手に入らない台車通電板問題をまとめて
解決できました。これでkato製品だけでなくマイクロ製品も中古で
集める対象とし、演歌な夜行急行を今年中に結成できそうです。
ナハフは尾灯付きで、過渡43系と富35系の旧製品しかなかった頃は
鈍行客レの殿をやってました。ついでに富TR230分売品へ台車交換。
マイクロの単品売り10系へは富台車がストレスなく交換できる、と
ネットに上げた方が居て助かりました。マイクロ10系客車群難点の
転がり抵抗の軽減の切り札です。…少々手間とコストを要しますが。
マイクロエースの10系客車は、走らせて楽しむなら今でも通用するデキだと思うのですが、いかんせん転がり抵抗が大きいんですよね・・・。
確かにトミックスの台車と交換すれば解決するのですが、そこまでコストをかけるならば、KATOの中古モデルを揃えた方が安く上がってしまうという・・・。
(^_^;ゞ
演歌な夜行急行、いいですよね。
私も、レンタルレイアウトではオリジナルの編成を組んで楽しんでいます。
私はカトーよりもマイクロのほうが好きです。
何故ならば茶色があるから。
私が持ってるナハフ11はテールライトが点きます。
そうですね、マイクロの10系客車は、単品で茶色が用意されていましたね。
マイクロエースの10系客車は、車体のディティール等は現代のモデルと遜色ないと思うのですが、車体が重い上に車輪の転がり抵抗が大きいので、勾配がある線路配置では、長大編成が組めないのは難点です。
(>_<)