レイアウトの製作にあたって、私は30型のアングルで土台を組んでいます。

 で、椅子に座って列車の走行を眺めた際に視点が近づくように、高さ方向には 90cmのアングルを採用したわけですが、そうなると当然レイアウト下の空間が余ります。

 ですので、土台部分に板を乗せて物置スペースとして活用し、更にキャスターを取り付けて、レイアウトが室内で自在に動く!というのを目指していたのですが・・・。



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 この構造では、「重量物である『車両収納衣裳ケース』を積み込んだ際、キャスターに負荷がかかって取り付け金具が変形してしまう」という、何とも締まらない結果に。
 つまり、キャスターが回らなくなったわけですよ。
 (>_<)

 仕方なく、物置スペースには軽いものを少ししか載せていなかったのですが、どう考えてもスペースがもったいないので、思い切って根本的解決に臨むことにしました。 



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 物置スペースを板ごと取り払ったところ。
 小さなキャスターをたくさん取り付けているのが分かります。

 これで重量を分散させているつもりだったのですが、「Nゲージの車両といえど、数が集まればとんでもなく重くなる」という現実は、甘くはなかったです。



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 そこで、キャスターを全て取り外し(これがまた凄まじい重労働です)、土台の下に、いわゆる「平台車(40cm × 60cm) 」を9台セットすることにしました。

 この「平台車」は、1台あたり 100kgまでの荷重に耐えられるそうですから、9台で 900kgまではイケる!・・・ということになるのかな?



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 で、板を敷いて、再び物置スペースに。



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 おおっ!
 今度は、重たい衣裳ケースを詰めるだけ詰め込んでも、土台ごとスーッ・・・と動きます!
 流石に「1台あたり耐荷重 100kg」を謳う平台車の性能は、伊達ではありません(笑)。
 
 最初は安く上げようと1個 200円のキャスターで組み立てたのですが、敢え無く失敗。
 この「平台車」を9台揃えると、Nゲージの車両セットが購入できるお値段になってしまいましたが、投資すべきところには、ケチらないで最初から投資するべきでした。
 (>_<)



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 土台の支えを、200円の小さなキャスターからしっかりした作りの平台車に組み変えたため、レールの高さが、地上 101cmから、同 107cmになりました。

 椅子に座って眺めてみると、だいたいこんな感じに見えます。

 ただ、目線が低くなると走行シーンを眺めるのは楽しそうですが、「地形に起伏を持たせて作り込んでも、奥の方の見通しに難がある」ということに、今さらながら気が付きました。

 建物をはじめ、シーナリィの配置は、よく考えた方がよさそうです。