「C61形」は、戦後急増した旅客輸送需要に対応するために、余剰となっていた貨物用蒸機である「D51形」のボイラーを用いて設計された旅客用蒸気機関車で、1947(昭和22)年に登場し、33両が製造されました。
当時の国鉄は「C57形」「C58形」「C59形」といった既存旅客用機関車の増備を求めていたようですが、それにはGHQの許可が必要だったため、より制約が少なかった貨物用蒸機の改造を名目として、この「C61形」を事実上の新造機関車としたのでした。
マイクロエースの「C61形」は、2001(平成13)年に「東北型重装備(20号機・品番 A6001)」と「九州型初期タイプ(6号機・品番 A6002)」が発売され、翌2002(平成14)年には「44系・はつかりブルー基本7両セット」に11号機が同梱されました。
その後、2011(平成23)年に「20号機」が動態復元されて営業運転を開始したのに合わせるように、「東北型重装備」の 20号機が「改良品(品番 A6007)」として再販されるに至りました。
このモデルは、その「改良品」です。
フロントビュー。
スノープロウを装備しています。
ライト点灯!
副灯には銀色が差してあります。
サイドビュー。
動輪配置は「2-C-2」のハドソン型です。
「D52形」のボイラーを流用した大型旅客用機「C62形」と同じですね。
「20号機」は動態復元されたためでしょう、トミックスからも 2013(平成25)年に「品番 2006」として復活後の姿で模型化されています。
マイクロエースの「20号機・改良品」は、実車の動態復元に合わせたのか、2001年に発売された「初期製品の20号機」とは一部のカラーが変更されていますが、復活後の「20号機」の模型化というわけではありません。
その理由は先輪にあります・・・。
このモデルの先輪をよく見ると、第1先輪はプレート型ですが、第2先輪はスポーク型のようになっています。
実車の「20号機」は、先輪の軸焼けを起こした僚機に、自機のプレート型の第2先輪を提供し、そこに廃車となった「C59形」から丸穴タイプの先輪を流用して取り付けたため、第1先輪と第2先輪の形状が異なっていたのだとか。
模型でもそれを表現しようと試み、パーツ流用の関係からスポーク型になっているのでしょう。
で、動態復元された際に「20号機」の第2先輪はプレート型に戻されていますので、「復活後の20号機」は、この仕様では走行していないのです。
このあたり、このモデルはあくまで「東北型重装備の20号機」であって、「復活後の20号機」ではないということなのでしょう。
マイクロエースのこだわりというものを感じますね。
動輪部分。
動輪がもう少し大きかったらなぁ・・・とは思いますが、雰囲気は悪くないと思います。
キャブ付近。
キャブとテンダーの車間は、けっこう近いです。
非公式側。
公式側とはモールドが異なっていますね。
キャブの中にはモーターが鎮座しています。
テンダーには、アーノルトカプラーを標準装備。
KATOの「車間短縮ナックルカプラー」に交換。
このモデルには「はつかり」用のヘッドマークパーツが付属しており、取り付けて楽しむこともできます。
模型としてのデキを問えば、後発のトミックス製モデルの方がずっと良い気がしますが、マイクロエースのモデルにも独特の味わいがあります。
とてもスムーズに走りますし、何と言っても安価で入手できましたので、不満などありません(笑)。
マイクロエース製蒸機の仲間も増えてきたことですし、早くレンタルレイアウトに持ち込んで疾走する姿を見たいところです。
当時の国鉄は「C57形」「C58形」「C59形」といった既存旅客用機関車の増備を求めていたようですが、それにはGHQの許可が必要だったため、より制約が少なかった貨物用蒸機の改造を名目として、この「C61形」を事実上の新造機関車としたのでした。
マイクロエースの「C61形」は、2001(平成13)年に「東北型重装備(20号機・品番 A6001)」と「九州型初期タイプ(6号機・品番 A6002)」が発売され、翌2002(平成14)年には「44系・はつかりブルー基本7両セット」に11号機が同梱されました。
その後、2011(平成23)年に「20号機」が動態復元されて営業運転を開始したのに合わせるように、「東北型重装備」の 20号機が「改良品(品番 A6007)」として再販されるに至りました。
このモデルは、その「改良品」です。
フロントビュー。
スノープロウを装備しています。
ライト点灯!
副灯には銀色が差してあります。
サイドビュー。
動輪配置は「2-C-2」のハドソン型です。
「D52形」のボイラーを流用した大型旅客用機「C62形」と同じですね。
「20号機」は動態復元されたためでしょう、トミックスからも 2013(平成25)年に「品番 2006」として復活後の姿で模型化されています。
マイクロエースの「20号機・改良品」は、実車の動態復元に合わせたのか、2001年に発売された「初期製品の20号機」とは一部のカラーが変更されていますが、復活後の「20号機」の模型化というわけではありません。
その理由は先輪にあります・・・。
このモデルの先輪をよく見ると、第1先輪はプレート型ですが、第2先輪はスポーク型のようになっています。
実車の「20号機」は、先輪の軸焼けを起こした僚機に、自機のプレート型の第2先輪を提供し、そこに廃車となった「C59形」から丸穴タイプの先輪を流用して取り付けたため、第1先輪と第2先輪の形状が異なっていたのだとか。
模型でもそれを表現しようと試み、パーツ流用の関係からスポーク型になっているのでしょう。
で、動態復元された際に「20号機」の第2先輪はプレート型に戻されていますので、「復活後の20号機」は、この仕様では走行していないのです。
このあたり、このモデルはあくまで「東北型重装備の20号機」であって、「復活後の20号機」ではないということなのでしょう。
マイクロエースのこだわりというものを感じますね。
動輪部分。
動輪がもう少し大きかったらなぁ・・・とは思いますが、雰囲気は悪くないと思います。
キャブ付近。
キャブとテンダーの車間は、けっこう近いです。
非公式側。
公式側とはモールドが異なっていますね。
キャブの中にはモーターが鎮座しています。
テンダーには、アーノルトカプラーを標準装備。
KATOの「車間短縮ナックルカプラー」に交換。
このモデルには「はつかり」用のヘッドマークパーツが付属しており、取り付けて楽しむこともできます。
模型としてのデキを問えば、後発のトミックス製モデルの方がずっと良い気がしますが、マイクロエースのモデルにも独特の味わいがあります。
とてもスムーズに走りますし、何と言っても安価で入手できましたので、不満などありません(笑)。
マイクロエース製蒸機の仲間も増えてきたことですし、早くレンタルレイアウトに持ち込んで疾走する姿を見たいところです。
コメント
コメント一覧 (4)
同じ型式でカトーが、有れば
カトーに流れます。
ただ月刊マイクロエースの時は
珍しい型式三昧だったので
相当数、装備しました。
腰高ではありますが
よく走るので重宝しますね。
ポチ☆
まさにその通りで、私もマイクロエースとKATOの競作蒸機では、KATOを選んでいます。
・・・9600形以外は。(^^;ゞ
月刊マイクロエースとは・・・言い得て妙ですね。
モデルの出来は様々ですが、当時の発売ラッシュのおかげで多くの車種が揃ったわけですから、結果オーライと言えるのではないでしょうか。
難易度の高いキットや改造に手を出さなくとも待っていればいつかは完成品が出るという状態を作ってくれたマイクロには感謝ですね。
ほんとその通りだと思いますね。
私のようにキット組み立てなど無理なNゲージャーには、出来が多少アレでも(笑)、完成品として発売してくれるマイクロエースは有り難いメーカーです。