手すりを取り付けて完成した KATOの「USRA Heavy MIKADO」を見ていきましょう。



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 KATOの「USRA Heavy MIKADO」はもともと輸出用モデルでしたが、どういう事情か1996(平成8)年に日本国内でも発売されました。

 所属する鉄道会社によって仕上がりが異なっており、このモデルは「品番 126-0115」の「UNION PACIFIC(ユニオンパシフィック)仕様」です。

 「USRA」というのは「アメリカ合衆国鉄道管理局」のこと。
 突き出した前照灯とカウキャッチャーが、如何にもアメリカ型蒸機らしい印象です。



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 サイドビュー。

 車軸配置は「2-8-2(1-D-1)」です。
 この車軸配置の蒸機機関車を、アメリカでは「MIKADO(ミカド)」形に分類しますが、これはアメリカの鉄道車両メーカーであるボールドウィン社が、1897(明治30)年に日本から発注された「2-8-2」の蒸気機関車を、天皇にちなんで「MIKADO(ミカド)」と名付けたことに依るものです。

 この車軸配置は、日本製の機関車では「D51形」などの国鉄形貨物用蒸気機関車に多く採用されていますね。



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 ボディを斜め上から見ると、ボイラーの径が後方にかけて太くなっているのが分かります。



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 フロントビュー。
 おでこのベルが良い感じです。



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 ヘッドライト点灯。



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 動輪付近。
 ボイラーの高さが大きく変化しています。



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 キャブ付近。
 ガラスが入っていますね。
 テンダーとの車間はこんな感じ。



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 角度を変えて。
 こうして見ると、別パーツ化された手すりが効果的ですね。
 苦労して取り付けた甲斐があったというものです。
 (^^;ゞ



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 テンダーは大型です。
 サイドには「UNION PACIFIC」のロゴが。



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 テンダーにはアーノルトカプラーを標準装備。



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 カプラーを、KATOの「車間短縮ナックル」に交換し、別パーツのハシゴを取り付けました。



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 斜め後方から。



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 外国型ということで、「オリエント急行」のプルマン車を連結してみました。



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 この機関車は、第一次世界大戦中に標準型の機関車として 233両が製造されたようです。



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 お顔の部分は、日本型の蒸機機関車とだいぶ雰囲気が違っていますね。
 マイクロエースとは異なる、KATOらしい仕上がりです。


 
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 故あって入線した「USRA Heavy MIKADO」。
 当鉄道では、「戦後、鉄道輸送力の不足を補うために、アメリカから狭軌に改軌した旧型機関車を輸入した」という My設定で、何でも牽いて活躍してもらいましょう。
 (^_^)