私が初めてのNゲージ鉄道模型として、KATOの「キハ20形」に触れる前のこと。

 小学生だった頃、「鉄道の模型」として意識して購入した初めての製品は、アリイの「1/80 ブルートレイン客車(24系)イージーキット」でした。

 これはいわゆるプラモデルで、「イージーキット」と謳うだけあって、簡単に組み立てることができました。 
 ・・・まぁ、組み立てるだけなら、確かに簡単でしたけどね・・・。

 当時、1両800円だったかな?
 ラインナップは「① カニ24」「② オロネ25」「③ オシ24」「④ オハネ25」、そして「⑤ オハネフ25」でした。

 他にも、小判型のレールが付属するモーターライズの機関車「EF65形 1000番台」が 1,000円だったか 1,200円だったかで売られており、連結すれば、いちおうHOサイズの「走るブルートレイン」が手に入るというもの。
 これ、今でもマイクロエースブランドで売られていますよね。



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 これはKATOの「EF65形 1000番台」です。


 アリイのブルートレイン客車(と機関車)は、小学生のお小遣いでも1両ずつなら買えたものですから、品番①の「カニ24」に始まり、「オロネ25」「オシ24」「オハネ25」と買い進めていったわけです。

 途中で「EF65形 1000番台」も購入し、4両の客車を牽引してズルズルとスリップしながらもエンドレスを周回する「HOのブルトレ」には大興奮でしたね。

 ところが・・・。
 編成の最後尾を締める「オハネフ25」だけが、どこにも売られていなかったのです。
 近所の模型店、繁華街のデパート・・・どこを探しても「オハネフ25」だけが無い。
 「カニ24」はやたらと置いてありましたが。

 「もういっそ編成の両端をカニ24にしちゃろうか」などと考えたこともありましたね。
 さすがにそれは思いとどまりましたけど。
 (^^;ゞ

 結局、この時「オハネフ25」は入手できずに終わってしまったのでした。



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 これはトミックス初期製品の「24系25形」ブルートレイン。
 アリイのプラモデルは、何となくこんな雰囲気でした。


 それから30年以上の年月が経ち・・・。

 Nゲージ鉄道模型で、念願の「24系(25形)ブルートレイン」を走らせることができるようになりました。
 機関車も「EF65形 1000番台」のみならず、取り敢えず思い浮かぶ形式は揃っています。



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 「EF65形 500番台(KATO)」



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 「EF65形 1000番台(KATO)」



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 「EF66形(トミックス)」



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 「ED76形(トミックス)」



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 「EF81形 300番台(トミックス)」



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 「EF30形(トミックス)」



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 「DF50形(トミックス)」



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 「DD51形(KATO)」



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 「DD54形(トミックス)」



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 折妻の「オハネフ24形(マイクロエース)」もいいですね。



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 走り去るブルートレイン。
 最後尾はもちろん「オハネフ25形(KATO)」。



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 ・・・そういうわけですので、ブルートレイン各種客車の中でも、少年の日に欲しくてたまらなかった「オハネフ25」には、格別の思い入れがあるのです。