「8620形」は、1914(大正3)年に登場した蒸気機関車です。
 その形式名から「ハチロク」の愛称で呼ばれ、「鉄路あるところ、ハチロクの機影見ざるはなし」と評されるほどの活躍を見せました。

 基本的には旅客列車用として設計されましたが、運用上は貨物列車を牽引することも多く、「
9600形」と同様に、使い勝手がよい機関車だったようです。

 「8620形」のNゲージ鉄道模型は、1999(平成11)年にマイクロエースから発売され、長らく同社製品しかありませんでしたが・・・。
 2020(令和2)年になり、遂にといいますか・・・KATOからも発売されました。



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 マイクロエースのモデルも当時としては頑張っていたのでしょう。
 ただ、実車の細いボイラーと大きな動輪といった表現は、なかなか難しかったのだと思います。

 それから21年の時を経て発売されたKATOのモデルは、まさに決定版ともいえる素晴らしい出来映えですね。

 品番は「2028-1」です。
 このモデルは「東北仕様」ですから、バリエーション展開とともに枝番も増えていくのでしょう。



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 サイドビュー。
 細いボイラーに大きめの動輪。
 
 第1動輪の前では、ボイラーの下が抜けています。



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 拡大してみたところ。



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 角度を変えて。
 反対側の動輪が覗けます。



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 キャブ付近。
 付属の防寒カーテンを取り付けてみました。



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 角度を変えて。
 キャブ下の配管も再現されています。



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 ボイラー周りの様子。

 ・・・うまく説明できませんが、精密感がハンパないです。
 「8620形」はそれほど大きくない機関車ですから。



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 キャブ内には焚口のモールドが。



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 テンダーのカプラーは、デフォルトではアーノルトタイプ。



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 付属のナックルカプラーに交換しました。



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 KATOのモデルは花輪線貨物列車と同時に発売されましたので、3重連を再現する方も多くいらっしゃると思いますが、私はそこまでの予算はありませんので1両のみで。
 (^_^;ゞ



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 しかし、凄いデキですね・・・KATOのリニューアル蒸機は、その出来映えを考えると、どのモデルも凄まじいバーゲン価格といえるのではないでしょうか。



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 「豊後森機関庫」で、マイクロエースの「9600形・北海道重装備(写真右側)」と。

 
 実車の「8620形」は、大正時代の設計ながら、1975(昭和50)年までの長きにわたって運用されました。

 大正生まれの同期「9600形」もそうですが、続々と現れる新型機関車よりも長く運用されていたという事実に驚きです。

 当鉄道でも、「9600形」と仲良くタッグを組んで活躍してもらいましょう。
 (^_^)