「クモユニ74形」は、「111系」や「113系」といった新性能電車と併結できる郵便・荷物電車として、1962(昭和37)年に登場しました。

 この形式は新製されたものではなく、旧型国電である「72系電車」の中から、主に「モハ72形」と「クモハ73形」を種車に改造されたものとなります。

 KATOが模型化しているのは、「大目玉」と呼ばれる大型の前照灯を備えた「0番台」に含まれるタイプです。
 


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 今回入線させたのは、M車(品番 4863-1)です。

 特徴ある大型前照灯がチャームポイントですね。
 実車では車番「000」から「011」までがこの「大目玉」で、その後は小径のシールドビームに変更されています。

 ジャンパ栓のパーツを取り付けるため、ボディ前面に穴が設けられていますね。



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 なので、ジャンパ栓のパーツを取り付けなければなりません。

 いちおう、平たい部分を摘んで取り付けるようになっているのですが・・・これがまた小さいのなんのって!
 爪楊枝の先端と比較するとよく分かります。 

 切り飛ばして失くした場合に備えてでしょうか、予備が2個付いています。
 


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 取り付けたところ。

 「こんな小さなパーツなら、別部品にせずボディと一体成型でいいのに」と思っていましたが・・・。
 実際に取り付けてみると、けっこう立体的になりますので、別パーツ化した効果はあるのでしょう。
 (^_^;ゞ 



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 反対側。
 車体に表記がある方が2位側で、こちら側がケーブル付きになるようです。

 ケーブルがカプラーに引っ掛かって、伸びてしまっていますね。
 すいません(汗)。



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 サイドビュー。

 台車が大きいです。
 郵便・荷物電車独特の窓配置ですね。



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 M車の車番は「001」です。

 ちなみに、T車(品番 4864-1)の車番は「003」。



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 フロントビュー。

 おでこの行先表示は「荷」。
 無地の交換用パーツが附属しています。

 ライトを点灯させようとすると走り出してしまいますので、点灯状態の撮影は断念しました。
 (>_<)

 「大目玉」はボディと別パーツになっており、ディティールはシャープ。
 また、消灯時に真っ暗にならないように、工夫されているようです。



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 反対側のフェイス。

 細かな表記が凄いです。
 


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 屋根上の様子。



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 同じKATOの「クモニ143形(写真左側)」と並べてみました。

 一見似ているようですが、全然違ったお顔ですね。
 屋根のRは、「クモユニ74形」の方がかなり大きい感じです。

 

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 かつての国鉄時代、こうした郵便・荷物電車が、急行や普通列車に併結されていた時代があったのです。

 実車の「クモユニ74形」は、1986(昭和61)年に国鉄が郵便・荷物輸送を廃止したことに伴い、全て廃車されてしまいました。


 KATOの「クモユニ74形」は、フライホイール付き動力のおかげで走りはとてもスムーズです。

 単行で走る姿もいいのですが、他の荷物電車や近郊形電車と連結して走らせたくなるのが人情というもの(笑)。

 当鉄道の場合は、カプラーを「TNカプラー」に交換する必要があるのですが・・・。
 この「クモユニ74形」の場合、簡単にはいきませんでした。
 (>_<)


 その加工は次回に。