「C54形」は、1931(昭和6)年に製造された亜幹線向けの旅客用蒸気機関車です。

 それまでの旅客用蒸気機関車であった「C51形」「C53形」が重量の関係で亜幹線に投入できなかったため、「C51形」をベースに軽量な新型機関車を設計することとなり、誕生したのがこの「C54形」でした。

 「C54形」のNゲージ鉄道模型は、1980年代に中村精密から金属製モデルが発売されていました。
 金属製モデルは、その後キングスホビー、ワールド工芸からも発売されています。

 ライトユーザーにも扱いやすいプラ製モデルとしては、マイクロエースが 2002(平成14)年に模型化しており、品番「A6701」の「C54-9 標準型」と、品番「A6702」の「C54-3 回転式火の粉止め」が、それぞれ 8,600円で発売されました。

 今回、私が購入したのはマイクロエース製の中古モデル。
 東京出張時に、八王子のポポンデッタで購入したものです。



P4100010
 「品番 A6701」の「C54-9 標準型」。
 お値段は約5kほどでしたので、発見と同時に即確保です(笑)。

 マイクロエースの「C54形」は再生産が予定されていますが、予価は税別 15,300円となっており、2002年の初回発売から 18年を経て倍近いお値段となりました。
 これも時代の流れなのでしょう。



P4120025
 ヘッドライト点灯。

 保守点検を容易にするため、車体前部に設置された大きな給水暖め器が特徴的です。



P4100011
 サイドビュー。

 「C54形」は保存機がないため、当然私は実車を見たことなどありませんが・・・。
 実車の写真と比較する限りでは、マイクロエースのモデルは何となく腰高なイメージになっているようです。



P4120029
 動輪周辺のディティール。

 かなり立体的なモールドが施されています。

 ・・・動輪の奥をよーく見ると、+ネジなどが見えますね。
 再販品では改良されるのでしょうか。
 (^_^;ゞ



P4120031
 反対側。
 動輪はスポークタイプです。



P4120027
 キャブ内にはモーターが鎮座しています。



P4120028
 キャブ下のパイピングモールドもなかなか。



P4100013
 テンダーを後方から。



P4100012
 少し俯瞰気味に。

 クラシックな雰囲気から近代的な雰囲気に移っていく、過渡期のようなスタイルが魅力です。



P4120026
 実際に運用が開始された「C54形」は、過度な軽量化によって粘着力が不足し、空転が多発したそうで、現場からの評価は芳しくなかったようです。

 そのため、最初のロットである 17両で製造が終了してしまいました。
 保存機もないため、「薄幸の機関車」というイメージで語られることが多いですね。



P4120024
 マイクロエースの「C54形」は、実車のイメージとは少し異なるモデルのようですが、走りはとてもスムーズですし、走らせて楽しむNゲージの蒸気機関車としてはこれで十分です。

 次回は、このモデルに少しだけ手を加えることにします。