「キハ82系」は、「キハ81系」の改良型として1961(昭和36)年に登場した特急型ディーゼルカーで、全国の非電化区間で特急列車として運用されました。

 Nゲージでは、1975(昭和50)年にKATOから発売されましたが、当時としてはずば抜けたディティールと走行性能を持った、エポックメイキングなモデルでした。

 長らく人気でしたが、KATOからリニューアル版、トミックスからはHG版が発売されたために、初期のモデルは大量に中古が出回っているようです。

 このモデルは「品番 10-131」の6両セットで、ヘッド&テールライトが標準装備ではなかった頃の初期ロット。
 6両セットのはずですが、中古で購入したものはキハ80形が1両余計に入っており、7両セットとなっていました。

 前のオーナーさんが買い足していたのでしょう。




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 力強さと優美さが同居する、実に秀逸なデザインのフロントマスク。
 ・・・ヘッドマークは貼った方がよさそう。 (^^;)
 

 
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 屋根上には「キノコ型」と称されたクーラーが並びます。



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 カプラーはアーノルトから「KATOカプラーN JP」に交換しました。
 ・・・ドアがゆがんでいる?
 写真に撮って初めて気がつきました。
 (^^;)



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 グリーン車「キロ80形」。
 小窓が並び、編成中のアクセントになります。



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 食堂車「キシ80形」。
 普通に考えれば「キハ80形」がM車になりそうですが、KATOの初期モデルではこの車輌がM車です。
 なので、走行時に編成から食堂車を外すには、ボディ載せ替えなどの改造が必要になります。

 ただ、私が子供の頃に出回っていたロットは、室内灯が取り付け可能という、優れた設計でした。
 当時のNゲージ車両では、M車には室内灯を取り付けることができないモデルが多かったのです。

 その後「キハ80形」のM車も発売になりましたが、ずいぶん後になってからでした。

 

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 「115系 近郊型電車」、「EF58形 電気機関車」、「キハ58形 急行形ディーゼルカー」と。
 国鉄時代の仲間が揃うと、いい雰囲気です。
 (^_^)b



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 「キハ82系」は、特急列車らしい長編成がサマになります。
 ウチでは7両編成です。



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 前面。
 貫通扉の枠を銀色に、V字の特急マークを金色に、それぞれ塗装するだけで、大きく印象が変わりそう。



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 トミックスの「キハ181系」旧製品(左)と。

 「キハ181系」は「キハ82系」の発展型であり、フロントマスクのデザインも基本的には踏襲しています。
 とはいえ、並べてみるとかなりの違いがありますね。


 
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 複線ですれ違わせるか、並走させるか・・・。

キハ181系」と「キハ82系」による夢の競演も、Nゲージならではのもの。



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 国鉄時代のディーゼルカーそろい踏み。
 左から「キハ20形」、「キハ47形」、「キハ65形」、「キハ58形」、「キハ82形」、「キハ181形」です。



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 走行は低速から安定しています。
 ヘッドライトが点灯しないのは残念ですが、旧型のヘッドライトユニットを入手するのは難しいのでそのままかな。

 今から40年も前に、これだけのモデルを世に送り出したKATOの技術陣は、本当に凄いと思います。