「ED77形」は、「ED75形」をベースに新機軸を導入して開発された交流式電気機関車で、1967(昭和42)年に登場し、磐越西線で活躍しました。
 他線区への投入も計画されたようですが、諸事情で実現しませんでした。

 「ED77形」は1号機から15号機までが量産されましたが、この量産機とは別に、「ED93形」として製作された試作機関車が存在しました。
 この試作機関車は、量産形と仕様を揃えるのと同時に改番され、「ED77形 901号機」として運用に供されました。

 「ED77形」は、Nゲージではマイクロエースから模型化されており、量産型は7号機が「品番 A0180」、試作機である「901号機」は「品番 A0181」として、2002(平成14)年にそれぞれ発売されています。

 今回私が入線させたのは、試作機である「901号機」です。



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 1両しか存在しなかった試作機関車。
 
「ED72形」の試作機もそうですが、こんなニッチな機関車を模型化するのは、マイクロエースの独壇場ですね。



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 屋根状に設置してある独特の形状の機器箱が、この「901号機」の大きな特徴です。



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 デフォルトでは、アーノルトカプラーを標準装備。



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 「901号機」は、「ED93形」時代には、貫通扉がない2枚窓だったそうです。
 量産機と仕様を合わせた際に重連用に貫通扉が取り付けられましたが、傾斜角がある正面窓はそのまま残されました。

 模型でも窓の傾斜が再現されています。



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 デフォルトの正面。
 ヘッドライトは黄色のLEDです。

 スノープロウは、スカートと一体成型で黒く塗られている仕様。
 最初、別パーツと思っていたので、カプラー交換の際に危うくもぎ取ってしまうところでした。
 (>_<)



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 スカートにモールドされているホースをマジックで黒く塗り、カプラーをKATOの「かもめナックル」に交換ました。
 交換には、カプラーの後部をカットする加工が必要です。

 この機関車、マイクロエースの交流機にしては珍しく(?)テールライトに色が入っていると思ったら・・・。



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 ボディを裏から見ると、テールライトが別パーツ化されていました。



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 サイドビュー。
 中間台車を持ちながらも、コンパクトな車体です。



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 中間台車は、TR103形。

 特定機なのでナンバーは取り付け済みなのですが・・・。
 うーん・・・もう少し何とかならなかったのでしょうか・・・。
 (^_^;ゞ



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 屋根上の機器箱は、存在感があります。



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 屋根上の配線はオレンジ色の樹脂パーツですが、ガイシの部分は白く塗られています。



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 カプラー交換後、KATOの「スハ43形(右)」と連結。

 交換の甲斐はありますね。
 (^_^)



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 連結面を斜めから。
 


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 実車の「ED77形 901号機」は、1986(昭和61)年に廃車となってしまいました。

 私は九州在住なので、「ED77形」には全く縁がなかったのですが・・・。
 この「901号機」には、屋根上に機器箱を乗せた独特のスタイルと、ワンオフの「試作機」というレアな点に、強く惹かれていたのです。

 模型としては、スロー運転も可能ですし、ディティールもなかなかのもの。
 お気に入りの1台となりました。
 (^_^)