「ED72形」は、1961(昭和36)年に登場した九州地区向けの交流式電気機関車です。
全部で22輛が製造されましたが、1号機と2号機は試作機とされ、3号機以降の量産機とはスタイルが大きく異なっています。
「ED72形」は、Nゲージではマイクロエースによって2002(平成14)年に模型化されており、試作機の品番は「A0150」、量産機の品番は「A0151」でした。
今回入線したのは、独特のスタイルが魅力の「試作機1号機」です。
この個体は中古ながら新品並みのお値段でしたが、売っているところを初めて見たので(笑)、購入してしまいました。
試作機は、ヘッドライトが正面の上部中央にあること、側面窓が四角いことが特徴です。
3号機以降の量産機では、基本的なボディラインは変わりませんが、ヘッドライトは上部の左右に、側面の窓はエアフィルターの上部に設置されており、標準的な電気機関車のスタイルとなっています。
電気機関車のスタイル構築に試行錯誤していた時代性が伺えます。
サイドビュー。
SG(列車暖房用蒸気発生装置)を搭載したため、D級機ながらも中間台車を持つロングボディ。
フロントは「ハト胸」と称された、独特のラインで構成されています。
ヘッドライトはオレンジ色に点灯。
解放てこは別パーツになっています。
テールライトは成型色のままだったので、茶色のマジックで塗りました。
テールライトに色が入ると、表情が出るようです。
(^_^)
カプラーは、標準装備のアーノルトタイプからKATOの「EF66前期形ナックル」に交換しました。
そのままではカプラーホルダーに収まらないので、同社の「ED74形」の時と同様に、カプラー後部をカットするなどの加工が必要になります。
「かもめナックル」を装備したKATOの「スハフ42形」と連結してみたところ。
加工に手間はかかりますが、カプラー交換の効果あり!です。
動力台車の表現。
中間台車の表現。
屋根上の様子。
高圧線部分は、ガイシも含めてオレンジ色で成型されています。
フロントビュー。
ヘッドライトが個性的ですね。
スカートに小さな穴が開いていますが、付属品などは無いようです。
位置から察するに、エアホースでも取り付ける予定だったのでしょうか。
九州で活躍した「ED74形(マイクロエース)」(左)と並べてみました。
ほぼ同時期に登場した機関車です。
「ED74形」(右)と連結。
「ED74形」(左)もユニークなスタイルの機関車ですが、「ED72形」の試作機はその上を行っています!
(^o^)
この角度から見ると、「ED72形 試作1号機」の独特かつ魅力的なスタイルがよく分かります。
模型としては、モーターがやや大きな音を立てるものの、低速でもスムーズに走ります。
ただ、他の機関車と比べて速度が伸びません。
・・・まぁ、ブッ飛ばして走らせる機関車ではありませんからね。
(^_^;ゞ
私が現役時代の「ED72形」を見ていた記憶があるのは量産機の方ですが、同様に中間台車を持つ後継の「ED76形」は「顔が平たい機関車だなぁ」と思っていました(笑)。
「ED72形」は1976(昭和51)年から廃車されていきましたが、この1号機は門司にある「九州鉄道記念館」に静態保存されており、実車に触れることができます。
他のどの機関車にも似ていないその雰囲気が、何とも味わい深いです。
全部で22輛が製造されましたが、1号機と2号機は試作機とされ、3号機以降の量産機とはスタイルが大きく異なっています。
「ED72形」は、Nゲージではマイクロエースによって2002(平成14)年に模型化されており、試作機の品番は「A0150」、量産機の品番は「A0151」でした。
今回入線したのは、独特のスタイルが魅力の「試作機1号機」です。
この個体は中古ながら新品並みのお値段でしたが、売っているところを初めて見たので(笑)、購入してしまいました。
試作機は、ヘッドライトが正面の上部中央にあること、側面窓が四角いことが特徴です。
3号機以降の量産機では、基本的なボディラインは変わりませんが、ヘッドライトは上部の左右に、側面の窓はエアフィルターの上部に設置されており、標準的な電気機関車のスタイルとなっています。
電気機関車のスタイル構築に試行錯誤していた時代性が伺えます。
サイドビュー。
SG(列車暖房用蒸気発生装置)を搭載したため、D級機ながらも中間台車を持つロングボディ。
フロントは「ハト胸」と称された、独特のラインで構成されています。
ヘッドライトはオレンジ色に点灯。
解放てこは別パーツになっています。
テールライトは成型色のままだったので、茶色のマジックで塗りました。
テールライトに色が入ると、表情が出るようです。
(^_^)
カプラーは、標準装備のアーノルトタイプからKATOの「EF66前期形ナックル」に交換しました。
そのままではカプラーホルダーに収まらないので、同社の「ED74形」の時と同様に、カプラー後部をカットするなどの加工が必要になります。
「かもめナックル」を装備したKATOの「スハフ42形」と連結してみたところ。
加工に手間はかかりますが、カプラー交換の効果あり!です。
動力台車の表現。
中間台車の表現。
屋根上の様子。
高圧線部分は、ガイシも含めてオレンジ色で成型されています。
フロントビュー。
ヘッドライトが個性的ですね。
スカートに小さな穴が開いていますが、付属品などは無いようです。
位置から察するに、エアホースでも取り付ける予定だったのでしょうか。
九州で活躍した「ED74形(マイクロエース)」(左)と並べてみました。
ほぼ同時期に登場した機関車です。
「ED74形」(右)と連結。
「ED74形」(左)もユニークなスタイルの機関車ですが、「ED72形」の試作機はその上を行っています!
(^o^)
この角度から見ると、「ED72形 試作1号機」の独特かつ魅力的なスタイルがよく分かります。
模型としては、モーターがやや大きな音を立てるものの、低速でもスムーズに走ります。
ただ、他の機関車と比べて速度が伸びません。
・・・まぁ、ブッ飛ばして走らせる機関車ではありませんからね。
(^_^;ゞ
私が現役時代の「ED72形」を見ていた記憶があるのは量産機の方ですが、同様に中間台車を持つ後継の「ED76形」は「顔が平たい機関車だなぁ」と思っていました(笑)。
「ED72形」は1976(昭和51)年から廃車されていきましたが、この1号機は門司にある「九州鉄道記念館」に静態保存されており、実車に触れることができます。
他のどの機関車にも似ていないその雰囲気が、何とも味わい深いです。
コメント
コメント一覧 (2)
店頭で初めてこれの中古を見た時「こんなカッコいい交流機があったのか!」と衝動買いしてしまったのもいい思い出です(爆笑)
同じ鳩胸でもED73の方は何か寸詰まりな感じを受けるだけに72のカッコ良さが引き立つ気がします。それにしてもマイクロもこれをよくぞ製品化してくれたものです。
唯一屋根上配線のオレンジがムカデの足の様に毒々しく見えてしまうのが難点ですがこれはまあ許容範囲です。
これにOE88なんかを牽かせてみたいですね。
この試作形「ED72形」は、電気機関車のスタイル構築に試行錯誤していたと思われる当時の空気を感じることができる、非常に魅力的な機関車だと思います。
おっしゃるとおり、模型では屋根上の配線がオレンジ一色なんですよね。
「ED77形901号機」では、ガイシ部分が白く塗り分けられていますので、このあたりはマイクロエースもいろいろ検討したのだと思いますが(笑)。
鳩胸、ロングボディ、側面の角窓と、「グッ」とくる要素が、光山交通局さんとほぼ同じなところが嬉しいです。
あと、2灯式のヘッドライトも(笑)。